
○朝虹は雨、夕虹は晴れの前兆 朝は太陽が東にあり、その太陽光線を反射してできる朝虹は西空にかかることになる。つまり西の方に低気圧があって雲が多く、太陽光線を反射させる雨滴があり、やがて東の方に雨が降る。 夕虹はこの逆で、すでに雨域は東に去ってることを示すから、晴れの前兆である。 ○島寄せすれば雨が降る 海水温度が空気の温度より高いと、気温の逆転層のため、光が屈折して遠くの島が近くに見えることがある。このときは天気が非常によい時であるから、よい天気も峠でやがて雨の降ることが多い。 ○日暈、月暈は天候悪化の前兆 量(太陽や月の回りにみられる淡い白色の光の輪)が出るのは、絹層雲という上層雲のためである。この雲は低気圧の前駆をするから、量は低気圧の接近を予告することになる。 ○日没時一天黄色く見えるときは大風 低気圧や寒冷前線の通過に伴って中国大陸の黄砂が上空に吹き上げられ、やけに黄色い夕焼けを見ることがある。 冬から春にかけてが多く、やがて地上でも強い風が吹き始める前兆である。 ○青夕焼けは大風となる 春、日本海を低気圧が通る際、強い南風が吹いて塵竣が吹き上げられこのため日光光線が屈折し、青色の夕焼けが見られる。 ○星がしげくまばたくと大風 暗夜空が澄んでいたら星は鮮明で多く見える。こんなときは天気の安定した日である。また、星がまばたくのは大気の波動によるものであるが、これは気流の乱れてきた証拠で、低気圧の前面に起ることが多く、
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